@title 【残酷な真実】なぜ真面目に働くほど、あなたは貧しくなっていくのか?【r>g】 @thumb 真面目に働くほど//*貧しくなる*社会 @thumb_image ../assets/img/scenes/train.png @layout essay @voice ナレーター: | speed=0.98 intonation=1.0 @credit 一枚絵: Animagine XL 4.0 によるローカル生成(実在の人物ではありません) # 不確かな真理型 (社会考察エッセイ): ナレーター1人、暗い一枚絵 + 極太の一文 + グラフ。事実と出典: script/facts/piketty_rg.md # 免責: 動画内の引用・要約には制作者の解釈・意訳が含まれる。一般的な情報提供で、特定の金融商品を推奨するものではない。 [bgm] ../assets/sfx/bgm_loop.wav [scene] ../assets/img/scenes/rain_city.png | | 0.45 [point] あなたの給料は、*30年*増えていない ナレーター: あなたの給料は、この30年、ほとんど増えていません。 [point] なのに株価は、34年ぶりの*最高値* ナレーター: なのに株価は、2024年に34年ぶりの最高値を更新しました。真面目に働く人が置いていかれ、資産を持つ人だけが先へ行く。 [point] これは、あなたの努力の問題ではない ナレーター(考え): これは、あなたの努力が足りないからではありません。今日は、この構造を1つの不等式で説明します。最後に、明日から「立つ場所」を変える方法を3つ話します。 [scene] ../assets/img/scenes/library.png | 第1章 r > g | 0.5 [point] r > g ナレーター: r は資本収益率。株や不動産が、1年でどれだけ増えるか。g は経済成長率。あなたの給料が、社会全体でどれだけ増えるか。 ナレーター: フランスの経済学者トマ・ピケティ。2013年の『21世紀の資本』で、300年分のデータからこう示しました。r は、ほぼ常に g より大きい。 [chart] bar: *資本収益率 r*=4.5, 経済成長率 g=1.5 | 長期の平均(ピケティ『21世紀の資本』、概数) | % ナレーター: r はおよそ年率4〜5%。g は1〜1.5%。この差が、毎年、複利で積み上がる。 [point] 資産は*働かなくても*増える。給料は働いても増えない ナレーター(考え): 資産を持つ人の富は、寝ている間に増える。労働で得る所得は、経済の成長分しか増えない。この差が、格差の正体だとピケティは言います。 [scene] ../assets/img/scenes/overtime.png | 第2章 日本の30年 | 0.45 [chart] line: 2022年=-1.0, 2023年=-2.5, *2024年*=-0.2 | 実質賃金の前年比(厚生労働省 毎月勤労統計) | % ナレーター: 日本の現実です。実質賃金は、2022年、2023年、2024年と、3年連続でマイナス。 ナレーター: 春闘の賃上げは5%を超えて「33年ぶり」と報じられた。それでも物価に食われて、手取りの価値は減り続けた。 [point] 名目は上がった。実質は*減った* ナレーター(困り): 名目では上がっている。だから「増えたはずなのに苦しい」という違和感だけが残る。 [chart] bar: 1989年12月=38915, *2024年2月*=39098 | 日経平均株価(最高値の更新) | 円 ナレーター: 一方、同じ2024年。日経平均は1989年の最高値を、34年ぶりに更新しました。労働の側が沈み、資本の側が浮いた1年でした。 [scene] ../assets/img/scenes/tower.png | 第3章 富の偏り | 0.5 [chart] donut: *富裕層(2.9%の世帯)*=469, マス層(78%の世帯)=711, その他=452 | 日本の純金融資産の分布(野村総合研究所 2023年推計) | 兆円 ナレーター: 富の分布を見ます。純金融資産が1億円以上の世帯は、全体のおよそ2.9%。その2.9%が、469兆円を持っている。 ナレーター(驚き): 一方、3,000万円未満のマス層は、全体の78%の世帯で、711兆円。人数で27倍いる人たちが、持っている額では1.5倍しかない。 [point] 少数の資本が、多数の労働より*速く*増える ナレーター: そして r > g のもとでは、この469兆円は、711兆円より速く増えていく。放っておけば、差は開く方向にしか動きません。 [scene] ../assets/img/scenes/gears.png | 第4章 仕組みの中で | 0.5 [point] 給料は、*消費と税*に変わって消える ナレーター: 労働で得たお金の行き先を考えてみてください。家賃、食費、税金、保険。給料は、月末にはほとんど「消費」と「税」に姿を変えて消えます。 [point] 資産は、資産を*生む* ナレーター: 一方、資産は違う。株は配当を生み、不動産は家賃を生み、その利益がまた資産になる。この循環に入っている人と、入っていない人。 [telop] 努力の差ではなく、//立っている場所の差 | 3.0 ナレーター(考え): 真面目に働くほど貧しくなる、と感じるのは、あなたが怠けているからではない。給料という「消えるお金」の側にしか、立っていないからです。 ナレーター: ケインズは1930年、「100年後には週15時間働けば足りる」と予想しました。生産性は予想どおり上がった。でも、労働時間は減っていない。増えた分は、どこへ行ったのか。 [scene] ../assets/img/scenes/debate.png | 第5章 反論 | 0.5 [point] r > g は「法則」ではなく「傾向」 ナレーター: ここで、反対側の意見も見ておきます。r > g は法則ではありません。戦争や大恐慌、高い税率で、資本が壊れた時代もあった。 [point] 資本所得の増加の多くは*住宅*だった(ロングリー 2015) ナレーター: 経済学者ロングリーの反論です。資本所得の増加のほとんどは住宅、つまり不動産によるもの。株や機械の取り分は、それほど増えていない。 [point] 日本は30年、r も低かった ナレーター(考え): そして日本は、1990年代からの30年、株も土地も下がり続けた。r が低かった国です。「資本を持てば勝てる」は、日本ではつい最近まで、真実ではなかった。 ナレーター: だから答えは「働くな」でも「全部投資しろ」でもない。構造を知った上で、どこに立つかを選ぶことです。 [scene] ../assets/img/scenes/dawn.png | 第6章 どこに立つか | 0.4 ナレーター: ここからは個人の見解です。 [point] ①給料の一部を、*消えないお金*に変える ナレーター: 1つ目。給料の一部を、消えるお金から消えないお金に変える。金額ではなく、資本の側に「立つ」ことが目的です。少額でも、r の側に片足を置く。 [point] ②時間を、資本に変える ナレーター: 2つ目。時間も資本です。誰かの給料のために使う時間を、少しだけ自分の技術や信用を増やす時間に回す。それは減らない資産になります。 [point] ③「見せるための消費」をやめる ナレーター(笑顔): 3つ目。r > g の世界で最も損なのは、給料を「見せるための消費」に変えること。経済学者ヴェブレンが「顕示的消費」と呼んだものです。それは資本にも、時間にもなりません。 [telop] 構造は変えられない。//立つ場所は変えられる | 3.2 ナレーター: 構造は、一人では変えられない。でも、どこに立つかは、今日から変えられます。 [scene] ../assets/img/scenes/train.png | まとめ | 0.55 [point] r > g:資産は働かなくても増え、給料は働いても増えにくい ナレーター: まとめです。資産は働かなくても増え、給料は働いても増えにくい。 [point] 日本:実質賃金は3年連続マイナス、株価は最高値 ナレーター: 日本では実質賃金が3年連続で減り、株価は最高値を更新した。 [point] 少数の世帯に富が偏り、放っておけば差は開く ナレーター: 富は少数の世帯に偏り、放っておけば差は開く。 [point] 給料の一部を消えないお金に。時間を資本に。見せる消費をやめる ナレーター: だから給料の一部を消えないお金に変え、時間を資本にし、見せるための消費をやめる。 ナレーター: この動画の引用や要約には、制作者の解釈と意訳が含まれています。一般的な情報で、特定の金融商品をすすめるものではありません。 [telop] あなたは今、//どちらの側に立っている? | 3.2 ナレーター(考え): あなたは今、消えるお金の側と、増えるお金の側、どちらに立っていますか。コメントで教えてください。 [wait] 0.6